但馬牛と近江牛

但馬牛と同じく、ブランド牛である近江牛は、黒毛和牛という種類の和牛で、滋賀県内で一番品質が高く肥育されたときに許可されている呼び名です。
また、この牛から取られた牛肉にも同じように用いられています。
近江牛というブランドは、日本でも歴史が長くて三大和牛の一つに入っています。

昔は但馬牛が元になっていなければいけませんでしたが、今では素牛としなくても認定されています。
牛肉のブランドは産地や、血統そして枝肉の格付けや肥育のしかたで基準を満たしているのが一般的です。
但馬牛は兵庫県産の黒毛和牛の種類の牛のことです。
定められた基準や、格付けを満たしていることで但馬牛と言われるようになります。

但馬牛の歴史も古いものです。
但馬牛から派生した牛肉のブランドでは、有名な神戸ビーフなどがあります。
日本各地の最高級のブランド牛はほとんどが兵庫県から出ている但馬牛から派生しているというわけです。
産地ごとに気候や育て方、餌の配合なども違ってきますので、それぞれの風味や味わいにも違いがでてきます。
但馬牛は、ステーキなど肉を厚く切りだした形で調理すると、肉質のよさがわかりますし、近江牛はどちらかといえば、すき焼きに多く使用されています。
高級肉というだけのことはあり、どちらとも味わいも風味も食通を唸らせるものです。