2013年以降但馬牛の子牛のセリ価格が高騰しています。
要因としては急激な為替の円安による海外への輸出の増加と、日本の消費者の国産への関心が高まってきたことによります。
また2014年には和食が世界文化遺産となり、その関心は日本に留まらず世界に広まりました。
但馬牛の歴史は古く、肉の業界での但馬牛の知名度は日本一と言っても過言ではありません。
また松坂牛や神戸ビーフといった高級ブランド牛の素牛(もとうし)としても有名です。
そういったこともあり、但馬牛というブランドに限らず、その他高級ブランド牛の人気上昇によっても但馬牛の価値は上がっていくので価格が高騰していくのです。
2013年以前にいはセリで100万円を超えるとうな落札価格での取引というのは滅多にありませんでしたが、2014年には最高落札価格で1頭200万円を超える子牛も出てくるまでになりました。
平均しても50〜70万円とセさん者には嬉しい自体ですが、その肉を購入して販売する販売者やさらにそのお肉を購入する消費者の立場からすると非常に苦しい状況となってきました。
為替に関しては今後円高に動く可能性もありますが、日本食への関心に関しては今後も増え続けていく可能性が高いので、まだまだ価格の高騰は止まらないのではないかと思います。